シルバー川柳で老後を考えてみる件

社団法人全国有料老人ホーム協会が主催する『シルバー川柳』は老人あるあるを五七五で詠んだ力作が毎回約1万句も寄せられている。

今回はその中から抜粋した5つを紹介。

  • 「アーンして」 むかしラブラブ いま介護(63歳・男性・愛知県)
  • いびきより 静かな方が 気にかかり(52歳・女性・三重県)
  • まだいける もう一度だけ 犬を飼う(65歳・男性・東京都)
  • お迎えは どこから来るのと 孫が聞く(73歳・女性・愛知県)
  • お迎えは 何時でも良いが 今日は嫌(84歳・女性・神奈川県)

考察

う~んなんともシュールなシルバー川柳の数々。人間の生き死にのかかったネタなだけに笑っていいのか迷ってしまうモノばかりです。

このシルバー川柳、我々が思っている以上に流行しているらしく、直近の2014年のシルバー川柳にはなんと1万通以上の応募があったそうです。応募者の平均年齢は68.7歳で、最高年齢100歳、最小年齢8歳と幅広い年代から支持されている川柳である事が分かります。とは言え、40歳未満は全体の4.1%とかなり少なくはあるようですが。

逆に1万通を超える応募の95%以上が40歳以上の高齢の方々というのですから、高齢者にとっては1つの大きなイベントとなっている事が伺えます。

そして、2014年の入選作品は以下の様になっています。

  • 老いるとはこういうことか老いて知る
  • つまずいて足元見れば何もなし
  • どこで見る東京五輪天か地か
  • 鏡見て懐かしくなる母の顔
  • 粗大ゴミそう言う妻は不燃物
  • 元酒豪今はシラフで千鳥足
  • 円満の秘訣は会話をしないこと
  • 恐妻を天使に変えた認知症
  • いびるなら遺言書きかえ倍返し
  • 素っぴんに隣の犬が後退さり
  • 補聴器をはめた途端に嫁、無口
  • LED絶対見てやる切れるとこ
  • 糖尿病甘い生活記憶なし
  • 新聞を電車で読むのはオレ一人
  • 妻乱心オレにもほしい自衛権
  • 同時期にシュウカツをする孫と爺
  • 遺産分け位牌受け取る人はなし
  • ケアマネをもてなしあとで寝込む祖母
  • 叱った子に今は優しく手をひかれ
  • 脳ボケにSTOP細胞ないかしら

いかがでしょうか、お気に入りの作品は見つかりましたでしょうか。中にはなるほど~と唸ってしまうモノも多数存在します。さすがは1万通の応募の中から選りすぐられた作品の数々ですね。

ちなみに、このシルバー川柳に入選した作品の作者の人には賞金1万円と賞状が贈られるようです。1万通を超える応募を勝ち抜いた末に貰えるのが1万円と賞状というのはなんとなく物悲しい気は致しますが、それでも応募がこれだけあるという事は、それだけこのシルバー川柳に入選する事は高齢者の中でステータスになるのかもしれません。

今後もこのイベントは続けられると思いますので、ご自身が高齢者になった際には応募してみてはいかがでしょうか。

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