奈良県にも深刻な問題があった件

全国の様々な問題を調査する当番組。ある日、視聴者からこんな投稿が寄せられた。「私が住んでいる奈良県は、京都 大阪のせいで陽が当たらない県です。是非番組で奈良県に陽を当てて下さい。」というもの。

とは言え奈良県と言えば、世界遺産の数全国1位。そして国宝の数は全国3位。どうみても勝ち組の県のはず。しかし調査をすすめると意外な事実が明らかになった。

奈良県 年間の宿泊客数全国最下位

実は奈良県は年間の宿泊客数で全国最下位だった。つまり全国でもトップクラスの負け組なのだ。

奈良県庁の人はこう主張する。観光形態等を見ると日帰りの観光客はお金落とすのは交通費込みで8000円。これが宿泊が伴うと3万8000円になる。その1番経済波及効果の及ぶ所を京都や大阪に吸い上げられて、奈良の人は結局汗をかいただけになっているという。というワケで今回は奈良を盛り上げていく。

奈良はとっても行きづらい問題

奈良旅行の朝は早い。理由は奈良県までの道のりは長いからである。

実は奈良県には新幹線の駅も無ければ、空港もない。こんな不便な県は全国でも奈良県、山梨県、三重県の3県だけで、東京駅からは実に3時間以上もかかり、感覚的には沖縄県より遠い事になってしまうのだ。

奈良に行くには京都我慢問題

更に、奈良県に旅行に行くなら京都府を我慢しなければならない。奈良県へは京都駅から私鉄に乗り換え、その為、京都の魅力を目の前にしながら、今回は奈良に行くんだという強い意志が必要なのである。

奈良県に行った人のほとんどが訪れる東大寺。その道すがら、まず出会うのは車道や歩道に当たり前の様にいる鹿達。黙々と歩けば、駅から東大寺までの所要時間は15分程度だが、ほとんどの観光客はここで30分ほど鹿に時間を取られる。

奈良の鹿は意外に怖い問題

鹿が可愛いと思えるのは最初だけ。餌を求めて大挙して鹿が押し寄せる。思わず後ずさりしてしまう程で、餌をあげないと女性、子供でも容赦なく頭突きしてくる。しかも鹿に襲われ骨折等の怪我をする人は意外に多い。そしてここの鹿は全て野生。怪我をしたとしても治療費はどこからも出ないので注意が必要。

世界最大級の木造建築である東大寺大仏殿。勿論世界遺産。そして大仏殿に鎮座するのは奈良時代に聖武天皇が建立した国宝、東大寺盧舎那仏像。通称奈良の大仏様。1200年以上前から日本人の心の拠り所として鎮座してきた。

ほとんどの観光客は大仏を見たら東大寺を出てしまうが、それは勿体無い。是非おさえておきたいのが二月堂。境内を見渡せるこのお堂は夕暮れ時の絶景スポットとして奈良市民からこよなく愛されている。また奈良時代から続く修二会「お松明」も一度は見ておきたい。

奈良は移動が大変問題

東大寺を満喫した後、絶対に外したくないのが世界最古の木造建築の法隆寺。しかし、それはやめておいた方がいいかもしれない。

東大寺から法隆寺までは1時間に1本しかない直通バスで1時間もかかってしまう。つまり、東大寺と法隆寺を見て回るとそれだけで奈良旅行は終わってしまうのだ。

奈良県 遊ぶ所がない問題

ちなみに神社、お寺以外の観光スポットは奈良にはない。奈良県は水族館やテーマパーク等、地元の人も含めて楽しめる観光施設がほとんどない。

奈良県 巨大施設が造りづらい問題

何故なら理由は奈良県は巨大施設が造りづらいからである。そもそも奈良県は景観法により興福寺の五重塔より高いモノを建てられない。

奈良県 地面を掘れば遺跡が出てきてしまう問題

更に奈良県は地面を掘ると遺跡が出て来てしまう。なので何かを建てようと地面を掘れば歴史的価値の高い遺跡がバンバン発掘される。その為、工事はストップ。上もダメなら下もダメ。未だ眠っている我が国の歴史を守る使命は奈良の観光にとって大きな足かせとなっているのである。

奈良県の隠れスポット

さぞかし歯がゆいであろうかと県庁の人に聞いてみると、奈良県全体が活動しているテーマパークだと思っていると開き直っていた。では、そんなテーマパーク奈良にある隠れスポットを紹介。

まずは大和郡山市の金魚資料館。実は日本一の金魚産地である奈良県には水族館とまではいかないが色とりどりの金魚はいる。

更に奈良県には夜景スポットがある。それが生駒市の生駒山上遊園地。平地に建てられないので山の上に造ったこの遊園地は日本最古のアトラクション飛行塔が自慢。夜ここから見える夜景は相当美しい。但し、その夜景は大阪の街明かりである。

奈良にはうまいものがない問題

旅行も終盤に差し掛かり、美味しいモノを食べようとしても奈良県にはうまいものはない。名産はない。この事が明治の文豪である志賀直哉も随筆『奈良』に書き記している。何故かと言えば、奈良県には海が無いので海産物はゼロ。一方、有名な農産物も見当たらない。実は奈良は県の77%が山と森。人が住める可住面積は極端に狭く全国最下位。よって畑を作るスペースもなかなか確保出来ない。

奈良は飲食店の数が全国最下位問題

勿論それでも地元で評判のうまい店はあるが、超行列。何故なら、その理由は奈良県は飲食店の数が全国で一番少ないからである。

なので、手っ取り早く奈良の美味いものを食べたい人は奈良県庁の食堂に行くと良い。ここは一般開放されており、誰でも入る事が可能。地元の豚を使ったプレミアム郷ポーク2色カツ定食は絶品。

奈良の夜は何もない問題

奈良の繁華街は夕方5時過ぎには店が閉まりだし、夜8時にはシャッター街になる。その理由は奈良県民の県民性にある。奈良は大仏商法と一番よく言われ、放っておいてもお客は来てくれるし、努力する必要がないと感じているからである。

そんな奈良の夜にオススメなのだ奈良ホテル。創業103年の歴史を誇り、オードリー・ヘップバーンをはじめ、数々の世界的なビップが訪れている由緒正しきホテル。当時のままの姿で残される館内の調度品はそのほとんどが骨董品で、まるで100年前にタイムスリップした感覚が味わえる。少々お値段は張るが、奈良の長い夜を贅沢にしてくれる。

奈良はお土産に困る問題

旅行の最後はお土産だが、奈良はこのお土産選びに凄く困る。奈良のお土産と言えば奈良漬けや柿の葉寿司が二大巨頭。しかし、奈良漬けは独特のクセがあり、お土産として敬遠されがち。一方で柿の葉寿司は生物なので日持ちはしない。

では、人々は一体何を買っていくのか。実は文句なしの売れ筋はなんと京都名物の生八ツ橋。

というワケで、様々な問題を抱える奈良県だが、そこにあるのは素晴らしい歴史遺産であるのも確か。是非、京都・大阪を振りきって奈良に遊びにいってもらいたいものである。

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