スゴイのに全く目立っていないことが色々ある件

世界初、あらゆる臓器を作り出すiPS細胞を開発した山中教授がノーベル賞受賞やなでしこジャパンのワールドカップ優勝など、世界から注目を浴びる華々しいニュース。しかし、その陰で本当は凄いのに全く注目されなかった出来事が色々ある。今回はそんな誰も注目しなかった凄いニュースを紹介。

宇宙開発 世界初の宇宙ヨット イカロス

宇宙開発の分野で世間の注目を浴びたものと言えば無人小惑星探査機はやぶさ。そのミッションは2003年に地球を飛び立ち、5000万キロ離れた小惑星イトカワに着陸。石などを採取し、地球に持ち帰るという4年に渡る計画。だがその途中、エンジン停止や燃料漏れ等、数々のトラブルに見舞われ、更に一時通信が途絶え、行方不明になる絶望的な状況に。それでも地上のクルーは諦めず、はやぶさを見守り続けた。その結果、自らの機体が燃え尽きながらも採取した石をカプセルにのせ、見事地球に持ち帰った。そんな偉業に日本中が感動した。しかし、そんなはやぶさより凄いのに全く注目されなかった宇宙船があった。

それが世界初の宇宙ヨットであるイカロスである。イカロスの機体にはソーラーセイルと呼ばれるヨットの帆の様なモノが装備されており、そこに太陽の光を受け、その動力のみで宇宙を進む事が出来る。つまり、イカロスの打ち上げが成功すれば、世界初燃料無しで宇宙航行を実現する事が可能となる。しかし、このイカロスは全く注目されなかった。その理由をイカロスのプロジェクトリーダーに聞くとはやぶさに比べてトラブルが無く、ドラマ性がなかった為、つまり、その性能が素晴らし過ぎた事によって注目を浴びなかったのである。

イカロスの打ち上げははやぶさの帰った2010年12月に行われた。イカロスは最大の難関とされていたソーラーセイルの帆を広げる事に地球を出て20日程であっさり成功。更にスピードを加速させる高度なミッションをあっさり成功。そして地球に映像を送るというミッションを当たり前のように成功。つまり、順調に進み過ぎた為、まるで面白みのない宇宙船になってしまったのだ。現在もイカロスは太陽の光を力に飛び続けている。これはまさに遠い惑星を探査出来る可能性を無限に広げた偉業なのである。

天体 金星の日面通過

続いては天体の分野。この分野で世間が注目したのが2012年5月21日の金環日食。地球と月と太陽が一直線に並ぶ天体ショーは多くの人々が空を見上げ感動した。しかし、その陰で金環日食より凄いのに全く注目されていないものがあった。

それが金星の日面通過。金星の日面通過とは地球・金星・太陽がほぼ1直線になり、地球から見て金星が太陽を横切る現象で金環日食の金星版である。金環日食からわずか16日後に起こったこの現象、実はこれは日本で130年ぶりに見られる超貴重な天体現象だった。2つを比較しても金環日食は次回17年後なのに対し、金星の日面通過は次回105年後となっている。つまり、金環日食より貴重だったのに全く注目されなかった。その理由を専門家に聞くと肉眼ではなかなか見づらく、見慣れていないと観測出来ないからであった。金星の日面通過は太陽に対する金星の大きさが非常に小さい。残念ながら人間は金環日食の様な派手なモノにしか興味がないのだ。翌日の新聞の扱いも「ホクロみたい」と残念な扱い。

建築 日本一の高層ビルあべのハルカスが大阪に建つ

続いては建築の分野。この分野のニュースと言えば言わずと知れた東京スカイツリー。高さ634mを誇る東京の新観光名所。開業わずか1ヶ月で約550万人が来場し、日本中の注目を集めた。しかしその裏で凄いのに全く注目されていない建築物がある。

それが日本一の高層ビルあべのハルカスである。あべのハルカスは2014年春に完成のビル。地上60階建ての高層ビルであの横浜ランドマークタワーを抜く日本一の高さ300mとなる。だが、そんなビルが建てられる事は大阪人以外誰も知らない。その理由は元々日本一の高さにしようとは全く考えていなかったから。元々航空法の関係で290mで建設するはずが、途中で法律が改正され、規制が緩和された事により290m以上のビル建設が可能に。こうなると欲を出すのが大阪人。「ほんなら日本一の高さにしてまえ」という事で急遽300mの高さまでのばしたのである。

ニッポン美肌県グランプリ 1位に島根県が輝く

ニッポン美肌県グランプリとは約8万人のスキンティックデータをもとに大手化粧品メーカーによって行われた都道府県別の美肌ランキング。「肌に潤いがある」「シミのできにくさ」「化粧のりのよさ」「角質細胞の美しさ」「シワのできにくさ」「肌によい生活」の6分野で審査され、なんとあの島根県が栄えある1位を獲得。しかしこのニュースはほとんど注目されなかった。その理由は単純。どうでもいい都道府県ランキング1位もまた島根県だからである。

しかし、注目すべきはなぜ島根県が1位を獲得出来たのかである。その理由・要因の1つ目は日照時間が短く、紫外線の影響を受けにくかった事である。島根県の年間の日照時間は約1600時間と全国に比べて短く、紫外線の影響を受けにくい地域である事が判明。更に水蒸気密度という空気中にどれくらい水分があるかという数値がとても高く、肌が潤い易い環境がある事も影響していると考えられる。島根は空気中に含まれる水分が多く肌が乾燥しにくい。つまり肌にとって一番いい気象条件が揃っていた。更にシミの原因とされている喫煙率が全国で最も低い事も美肌の要因。もはや美肌と言えば秋田県ではなく島根県なのである。

類似記事

コメントは受け付けていません。

サブコンテンツ

このページの先頭へ